想像していると僕が、
僕らしいねと
頷いてくれている
気がします。
こんなことになって、自分のこころの弱さをまずは痛感しました。ただただ焦りしかありませんでした。今もそうかもしれませんが、コロナを理由に考えること、動くことを止めるこころの方が大きかったです。
でも、周りの方たちは違いました。何くそと踏ん張ってとにかく動く人、辛い状況の中でも笑い飛ばしている人、「大丈夫か、負けるな!」と気にかけてくれる人。そんな方達からの言葉は自分を奮い立たせてくれました。
何かできないか。僕も考えました。僕はグラフィックデザイナー。それしかできない。だったら、グラフィックをやりなさい。続けなさい。想像しなさい。誰か幸せになるようなデザインをしないさい。夢を与えるようなデザインを考えなさい。これが本当の自分だとみんなが教えてくれた気がします。
自分がこうやってこころ折れず、今、なんとか立っていられるように、自分が立ち続けられるようにとこのプロジェクトを立ち上げたのが本心です。毎日、子どもたちのお世話をしているお母さん、学校がないという非日常を送っている学生さん、会社のトップの方、やったこともないテイクアウトを始めた飲食店の方、踏ん張ってるいろんな方の言葉を集め、何かのきっかけになればと思います。このプロジェクトをやって、どうなりどうなっていくのかも正直、僕には分かりません。でも、少しでもこの僕の想像(グラフィック)が、誰かの勇気や元気、夢へと向かう想像につながることを願い、想像し続けています。想像してると僕が、僕らしいねと頷いてくれている気がします。ただ、それだけで今、僕は幸せなんだと思います。
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